今回は鍼灸国家試験を受けたいけど
仕事と学校の両立で厳しい…!
という勉強時間が取れない方へ向けて
僕なりの経験を踏まえて
効率と結果を踏まえたやり方を
発信をしていこうと思います。
あくまでも一個人としてのやり方なので
参考程度にご覧下さい^^
また、鍼灸の資格についての内容は他に詳しく
書かれてる方がいらっしゃるのでそちらをご参照下さい。
ではいきます!
まず、勉強するべきところを見極めなければなりません。
学校に入学して何冊も何冊も
分厚くて重たい教科書が配られたかと思います。
国家試験(以下国試)はその全教科書全範囲より出題となリます。
全範囲を覚えるなんて仕事と両立してる人にとっては
まぁ、学業のみの方より尚更普通に無理な話ですよね…
少なくとも僕の場合はメインの仕事の他にも
ちょこちょこと別の仕事も同時進行だったので
二足のわらじならぬ、三足ときには四足だったり笑
その中でいかにして効率よく勉強をするかがキーポイントでした。
僕的にはいくつかのポイントを忠実に意識しながら
合間合間を縫って勉強してました。
1、国試の出題傾向を把握する
何はともあれまず始めに知っておかなければならないのは
国試でどんな問題が出されてるかを知ること。
最初はホント軽くザッと目を通すだけでもいいので
問題文の言い回し、例えば
・〜正しいものはどれか?
・〜誤りはどれか?
大体はこの2パターンを問われる事が多いです。
なので、国試問題の雰囲気をなんとなく感じる
最初はこれをちょこちょこ目を通して
体に染み渡るかのように馴染ませていくのがいいと思います^^
でも、国試の過去問とはいっても何を参考にしたら良いか?
それは、過去10年分の問題をまとめた参考書などが売られてるので
そちらを手にするのがいいと思います。
どの参考書にも問題&答えにプラスαとして
解説が書いてあるのですが
僕が使ってた物は解説が詳しく尚且つ
短時間で分からないところがすんなり理解できたので
僕みたいに両立を厳しく思われてる方には
おすすめできるんじゃないかと思います。
2、授業中が唯一のゆったり勉強時間!
仕事が忙しいからといって授業休みがちなのはNG。
なぜなら、年間通して出席率60%以上必要だからです。
(成績良くてもそこを落とせば留年対象に…)
授業は学校にもよるかもしれませんが
おそらくほとんどが教科書に沿った内容を
プリントに穴埋めする形で授業が進むと思われます。
(少なくとも僕の学校はそうでした。)
授業は基本的に先生が板書した語句や単語を
渡されたプリントに穴埋めしていき
残りは先生が詳しく解説していくのが
授業の一連の流れでしたね。
それで一コマ1時間半の時間を取るので
ほぼ座ったままじっと先生の解説に耳を傾けるのです。
ある程度学校に慣れてくれば先生の解説も聞きつつ
自分の手元ではやりたい勉強ができる事に気がつくかもしれません。
そんな時にかなりお世話になったのが
”国試黒本”というちっちゃい本でした。

この本は国試の内容に沿った全教科の基礎知識を
十二分に補える参考書です。
(上・下巻ともありカバーが付いてるのですが
2冊に分かれてるのがめんどくさくて両面テープで
がっちり固定して1冊にまとめちゃいましたw)
片手に黒本を持った状態で普段授業を聞いてましたから
正直数ある参考書の中で一番使った本です^^
黒本はほとんどが基礎的な内容なので
それ以外の情報は教科書に書いてある細かい部分を
黒本内の空いてるスペースにメモしてました。
今ではこんな無残な姿になってます…

もちろん授業中先生が話してくれる
大事なポイントなども黒本内に殴り書きです笑
授業中突然先生に当てられた時にも
とっさに手元で調べて答えられるので
勉強できて答えられて
まさに一石二鳥です( ̄▽ ̄)
その他、通学の電車内とかでも
細切れの時間を利用して黒本に目を通してました。
よくある単行本小説みたいな大きさなので
常に上着のポケットに入れていつでもサッと
取れるようにしてました♪
マジメに時間がなかったので見れる時はホントに見てましたね。
むしろ書く勉強はこの3年間ほとんどしませんでした。
書くと肩が凝って疲労が溜まりますし如何せん
時間が持っていかれちゃうのがネックでした。
なので黒本も読むというよりかは、単語一句一句を視界に入れるじゃないですけど
ひたすらこまめに目を通すこと。
そうでもしないとやってられなかったm(_ _)m
とにかく記憶の定着はいかに
反復させるかがポイントなので
チリも積もれば感覚で木の幹をぶっとく育て上げるようなイメージで
土台、ベースをしっかり身につけていきましょう^^
そうすれば初めて出くわすちょっと捻りの強い問題でも
慌てずに落ち着いて考えて解ける事だってできると思います!
3、分からないことはネット検索で時間短縮!
勉強をしてると何かしら分からない単語や病名が出てきて
ただ暗記するにはそれが一体何なのか覚えるのに苦労するかと思います。
そんな時には、手元のスマホもしくはパソコンなどで
インターネットに繋いで分からない事を検索するのが
画像も一緒に付いてたりするのでイメージしやすく
一番手っ取り早く覚えやすい方法です^^
学校の先生に質問することもできると思いますが
他の生徒も授業終わりに先生に聞きに行く人がいるので
そうなると順番待ちに…
待つ時間を考えれば、スマホでササっと検索して
大体のことは自分で解決できるはずです^^
効率化のためには時間を上手く使うのも大事だなぁと思います。
+α その他役に立った教材たち
普段の勉強は基本的に前述した
国試過去問と黒本で行ってましたが
ここからはその他のためになった教材を紹介しておきます。
経穴(ツボ)の参考書
はり・きゅうの資格を取るなら避けては通れない
経穴(ツボ)を学ばなくてはなりません。
近年はツボの名前を覚えれば終わり!
というわけにもいかなく…
全ツボの名前を覚えるのは最低限のこと。
最近の国試ではツボを選ばせる問題で
ツボ名ではなく、ツボがある部位(場所)を
選択肢の中に入れてくる傾向が強くなってます。
なので、ツボ名と部位はセットで覚えていかないと
今後はなかなか厳しいんじゃないかと懸念が強いですね。
またプラスαとして、ツボがある筋肉名だとか
その筋肉をどの神経が支配してるかとかも覚えておいた方が
出題者側の立場に立った時に経穴の問題は
いくらでも何パターンでも問題を捻らせることができるので
いざ際どい問題が出されても
すんなり解けることができると思います^^
その一連の情報が一冊にまとまった本があって
それも地味に役立ちましたね…

”携帯用 経絡経穴概論 『東臨』の要点と総括”
これはクラスの方がおそらく販売側に問い合わせをして
一定人数を超える注文をして取り寄せたものです。
なので今、販売元をネット検索してみたのですが
それらしきホームページがあるわけでもなさそうなので
詳しい購入経路が分かりません…
こればっかりはごめんなさい><
国試快速マスター
黒本とは別の小説サイズで便利な本
”国試快速マスター”というのがあります。
これは読んで字のごとく、国試の過去問が凝縮された一冊ですが
前述でも挙げた過去10年分の方と比べるとサイズもコンパクトなので
問題も少ないし、難易度的には割と易しいのが集まった
基本的な部分が多いので、解説が載ってるというよりも
左ページにその単元の抑えるべきポイントがまとまってて
右ページには練習問題が5問ほど載ってるような感じです。
これは定期試験前の週から道中でチラチラと
目を通して使ってました。
これの良いところは黒本と同じで
すぐに取り出してすぐ目に通せるところ。
なので、買わなきゃよかったな…
なんて思うことはなかったですね。
〜まとめ〜
・徹底攻略! 国家試験過去問題集 はり師きゅう師用
→国試の出題傾向を把握するために使う!
・国試黒本
→基礎知識を身につける+メモ書き多量で心強い一冊になり得る!
(国試当日持っていた物の1つ^^)
・携帯用 経絡経穴概論 『東臨』の要点と総括
→経穴(ツボ)以外に、ツボ上の筋肉、支配神経
その他対応疾患や東洋医学的観点の要点までギッシリなので
これ持ってれば経穴の不安要素なし!
・国試快速マスター
→これに関しては持っていようがなかろうが
さほど勉強に影響はないとは思います。
ですがコンパクトサイズなところが黒本と同じでワイドが小さいので
一目で見た時の情報のインプットがすんなり入って来やすいんですよね。
だから、いざ試験中とかで思い出そうとする時に
どこに何が書いてあったか思い出しやすい…
ぶっちゃけ無くても困らないけど
あったらあったで身には付きますからねぇ…
そこはご自身にお任せしますm(_ _)m
と、まぁここまでダラダラ書いて来ましたけど
あくまでも僕のやり方なのでもちろん合う合わないあると思います。
こんなやり方もあるんだなと
参考程度でいいと思います^^
効率よく時間短縮できて知識も得たいというならば
多少のお金をかけて手にとって見たほうがいい気がします。
いや、自分は根っから地道に慎重に勉強したいんだ!
って思うのならば、教科書と学校のプリントもしくはノートを頼りに
勉強に励むのが理想だと思います。
別にやり方に正解なんてないので
国試合格をゴールとした時にどんなプロセスを歩むかは
結局は人それぞれですので…
まぁ、今回はこんな感じの記事になりましたが
僕がこれを読み返した時に鍼灸の学校生活を思い出せるような
そんな記事にでもなればいいなぁとも思って
発信という形で残して見ました♪

ほんのちょっとでも参考になれば幸いです♪( ´▽`)
では!