ICE療法を行う前に
薬剤を投与する点滴の管を腕ではなく胸(中心静脈)に通す必要があります。
なぜなら、腕だと普段動く部分でもあるので
管が劣化しやすく、投与中に強力な薬剤が漏れて皮膚が爛れる恐れがあるためです。
それで、胸のカテーテルを通すのに処置室で付けてもらうのですが、
胸周辺を局部麻酔して、体とカテーテルを密着させる必要があるために
皮膚に針を通して糸で結ばれるのでなかなか痛かったです…汗
これでやっとICE療法を受けることができます。
そもそもICE療法とは何か?
Ifosfamide(イホマイド)
Carboplatin(パラプラチン)
Etoposide(ラステット)
という三種類の薬剤の頭文字を取ってICE療法といいます。
ICE療法は三日間に渡り投与が行われました。
化学療法の薬剤の他にブドウ糖液などの栄養剤も同時に投与され、
薬剤がお小水で出しやすくするために行われました。
私の場合投与中はほぼ仰向けの状態で、
家から持ってきたマンガを読み漁ってました。
常に水分が点滴を通して体内に流れ込んでくるため、
小便の回数と量は半端なかったです。
(投与中のお小水はナースさんから尿瓶を渡されるので、そこに用を足す感じですね。)
あと、化学療法を受ける際は病室が個室になるので(免疫力低下するため隔離される)、
ナースさんが最初から最後まで付き添ってくれます。
初日なので、出された病院食は今まで通り
食べることはできました。
けど、少し疲れる感じは投与が終わってからありました…
お風呂も入ることはできないので、
濡らしたタオルで身体を拭く程度ですね。
その夜一日ぐっすり眠ったと、
日記には書いてありました(笑)