手術その後…

今回は術後の容態について書いていきます。

7〜8時間に及ぶ松果体腫瘍の摘出手術が無事に終了し
記憶が断片的ではありますが一度ICU(救急治療室)で目が覚めて
全身麻酔の副作用だと後で聞いて分かったのですが、
ひたすら気持ちが悪くて吐いてしまったのは覚えてます。

そして、はっきりと目が覚めたのは
術後1日目の夜中だったと思います。
目が覚めると身体は仰向けで
お小水を通す管が股に差し込まれた状態で違和感がありました。

その他に一番苦痛だったのは
腫瘍を摘出したはずなのに、視界が二重に見えたことです…
水頭症にかかった時は腫瘍の肥大化による
目の神経を圧迫して物が二重に見える複視がありましたが、
抗がん剤を受けるにつれその症状は回復していきました。

先生にこの疑問を伺うと
「松果体腫瘍が目の神経の上に乗っかっている(癒着)状態で
摘出するには多少たりとも神経に触れたので、
手術後にその症状が出るのは不思議ではないです。
それと眼球運動が上方向が向きづらくなってると思いますが、
時間と共に改善していくものなので様子見ください。」

との事で、確かに目だけで上を見ようとしても
全然上がらなくてむしろ痛みがありました。
後はもう一つ、
お小水が常に出るような感じもありました。
抗がん剤の時とは違って、少量ながら常に出続ける状態です。

これに関しては、普段脳みそは髄膜、頭蓋骨、筋膜や皮膚などといった
様々な膜で覆われている環境にいます。
ですが、開頭によって脳みそが空気に触れ
その時に視床下部や下垂体が空気に触れて強く刺激されることで
利尿作用が高まるみたいです。
「開頭手術をした患者さんの中には
おしっこがたくさん出るようになる尿崩症を発症する人もいる」と
先生は教えてくれました。

私の場合は術後3〜4日ほどは尿がたくさん出ましたが
それ以降はピタッといきなり勢いがなくなったので
幸い尿崩症にはならなかったです。
お小水量が多かった時は脱水症状の恐れもあるので
こまめに水分補給をするようにとナースさんからチクリと言われてました。

それから、ちょうどその3〜4日目ぐらいになると
自力でトイレにも行けるように回復しました!
(全身の筋肉が衰えてるので、脚は震えながら歩いてました)
何より、股に繋がれていたカテーテルを抜く時、
ナースさんが引き抜いてくれて多少恥ずかしかったんですが
いざ引き抜いた瞬間

ほんっっっとうに激痛でした…><;

一瞬なんですけど
あれはほんっっっとうに激痛です…
恥じらいなんてどうでもいいって思えてしまうぐらい
身体丸めてうめいてました^_^;

そしてこれが手術の傷を覆うガーゼ?
みたいなものです。
傷口はなんとなくじんわり痛む程度でしたが、
結構分厚いクッションになってるので
問題なく仰向けで寝られました。

でも本当に、
無事に手術が終わったので良かったです…

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